浮気心に春爛漫
接近
図書館の閉館の時間になって、
4人で歩きながらおしゃべりして正門まで来たんだけど。
あたしたちに気を遣ってか、
「んじゃ、俺ら研究室寄ってから帰るから~。」
「じゃね、玲奈!また明日ね~!」
奈々子と修ちゃんは二人で正門を曲がって奥のほうにある研究棟の方へ行っちゃった。
「・・・。あの二人、研究室一緒だったっけ・・・?」
あたしがぽつりと独り言いうと。
「どうだっけね。」
涼ちゃんはクスっと笑いながらゆっくり歩きだした。
ぼけっとしてるあたしに気づいてか、少し先で止まって
振り返りながら手招きした。
正門を二人で並んで歩きながら、涼ちゃんを見上げると、
涼ちゃんと目が合った。
「!」
あたしはなぜか動揺して、
ついぷいっと目を逸らしてしまった。
涼ちゃんが横でクスっと笑ったのがわかった。
1年のときから思ってたんだけど、
涼ちゃんのこの独特のオーラ…
なぜか魅かれちゃうんだよね。
ミステリアスっていうか、何考えてるのかが読めないから、
不安も混ざったドキドキ。
「てかさ」
ふと涼ちゃんが切り出した。
「玲奈、彼氏いるんだって?」
4人で歩きながらおしゃべりして正門まで来たんだけど。
あたしたちに気を遣ってか、
「んじゃ、俺ら研究室寄ってから帰るから~。」
「じゃね、玲奈!また明日ね~!」
奈々子と修ちゃんは二人で正門を曲がって奥のほうにある研究棟の方へ行っちゃった。
「・・・。あの二人、研究室一緒だったっけ・・・?」
あたしがぽつりと独り言いうと。
「どうだっけね。」
涼ちゃんはクスっと笑いながらゆっくり歩きだした。
ぼけっとしてるあたしに気づいてか、少し先で止まって
振り返りながら手招きした。
正門を二人で並んで歩きながら、涼ちゃんを見上げると、
涼ちゃんと目が合った。
「!」
あたしはなぜか動揺して、
ついぷいっと目を逸らしてしまった。
涼ちゃんが横でクスっと笑ったのがわかった。
1年のときから思ってたんだけど、
涼ちゃんのこの独特のオーラ…
なぜか魅かれちゃうんだよね。
ミステリアスっていうか、何考えてるのかが読めないから、
不安も混ざったドキドキ。
「てかさ」
ふと涼ちゃんが切り出した。
「玲奈、彼氏いるんだって?」