電車から、始まった恋
『俺が…亜子ちゃん好きやねんって言うたら』


『何や』


『お前、顔色変わったやんけ』


『そんな事ないわ…』


『そんな、誤魔化すなや』


『先に言うた俺に遠慮してたし、あきらかに、亜子ちゃん避けた感じやったやんけ!』


『それは…』


『素直になれや』


『お前と亜子ちゃん喋っとるん楽しそうやったやん』


『ん』


『もう…遠慮せんでええで』


『あぁ』


『わかったか?』


『うん』
< 103 / 121 >

この作品をシェア

pagetop