キミは桜色
校庭
僕の席から

きみの横顔がよく見える

授業の半分以上

きみは窓の外を見ている

きみの視線の先は

校庭の端の満開の桜

花びらが

ひらひら春の風に乗って

舞い落ちるのを

きみはじっと

見つめている

時々、微笑んでいるのは

なぜ?

僕は、授業の半分以上

きみを見ている

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