はじめての…
「…ふふ、なんでもない…」





そのときは言わなかったけど、


あたしは、
航の体温が上がってきていたのが嬉しかった

居心地がよかった



航は
おっきいから
あたしは完全に包み込まれる格好になってしまう



顔見たいな…


上見てみようかな…


どんな顔してるんだろう…






すると、まるで以心伝心していたかのように航はあたしに言ってきた


「…ハル、こっちむいて」






ちゅ





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