大好きな君へ
『玲奈!……あッ……』



もしや……



振り向かなくても、だいたいわかる。



な?お前らも分かるだろ?




『邑…』




玲奈が呟いた。



やっぱりな。



『翔…ゴメン…そんなつもりじゃ…』




……もぅいいんだよ…。



どうせ…無理だって…




知ってた事なんだ…



って事は…



あん時…



俺がもし本気で告白してても…




無理…だったんだな…



『俺…帰るわ…』
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