大好きな君へ
『…では…この問題を~』



頭に入らない…



玲奈………




邑…………




『翔!お前だな。』



『えっ……?!』



やべ…



話聞いてねぇし……



『何処…?』



翔は先生にバレないようにして、隣の席の女子に聞いた。



『ここだよ!』




翔は頭がいい方だったので、余裕だ。



『マイナス15.62。』



翔はため息まじりで答えた。



『よし。翔は今度の期末テストでも余裕だな!』



別にどうでもいい。



……玲奈と邑が付き合ってる事がわかって




どうでも良くなり亜依を受け入れた自分。



翔は初めて自分の弱さを知った。
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