大好きな君へ
毎日毎日…



一体どうしたんだ?


玲奈…



もう一週間たってんじゃねぇか…



玲奈……



『…い!…おい!翔!』


誰だ?今考え事してんのに…



…誰だ?


『……あ?』


翔は上を見た。



同じクラスの邑だ。


『さっきからボーっとしてんぞ?』


邑が心配そうに問い掛けてくる。



『別に…』


俺はそっけなく返した。



新居浜 邑


俺の親友。



こいつにならなんでも話せる。



でも今回の玲奈の事はチョットな…


『玲奈?』



図星…


まるで心の中をのぞかれたようで…


ビビった…


『玲奈…?ち…ちげぇよ。』



明らかに声が変だ。


『フッ…図星だな!!』



……悔しい…
つぅかムカつく…


翔はイライラを押さえながら、
『ちげぇって…』

無理矢理嘘の自分をつくる。



あぁ…



ダリィ…



……早く玲奈こねぇかな………
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