大好きな君へ
あの日からあいつが頭から離れない…



『…っ…なんなんだよ…』


イライラしていると、ある人物が俺の肩を叩いた。


『どうしたの?昨日から、翔…変だよ?』



いきなり玲奈を見たせいか、イラッときた。



別に嫌な訳でもないのに…


『あぁ!もう!テメェはいちいちウゼェんだよ!!失せろ!!死ね!!!』



ハッとした。


見ると玲奈の顔が濡れていた。



『玲奈ッ……』



慌てた。


なんで、あんなこと…いったんだ?


俺は玲奈の何者でもないのに…



『ゴメン…』



翔は素直に頭を下げた。



『翔は…勝手すぎだよ…』



―勝手―



俺は、その言葉を強く心に刻んだ…
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