●無料RPG―リアル―●


「ん…?」


背中が痛む。
目を開ければ白い景色が広がる。
コポコポと何かが沸騰するような音が聞こえる―…


「よく眠れた?」


女の声がした。
動かない首を必死に傾ける。


ツインテールの同年代くらいの可愛らしい子だ。


「うん、ありがとう。君は?」


「私はヒメカ。人間よ」


良かった、俺はホッと肩を撫で下ろす。
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