ワガママな弟
「あ…えとッーあの…」
ヒロくんは困ってるあたしを見て
笑ってる。
「そんなに困んないで。
俺待ってるから。
友達からじゃダメかな。」
いつもなら即ごめんなさいと
言うと思う。
けど
今回は違う。
だってあたしはもうこんなに好きに
なっちゃったんだもん。
「ごめんなさい。」
「えッ!?」
「友達からじゃぁなくて
彼氏じゃダメですか?
これからいっぱい知りたいです。」
あたしは自分の気持ちを
素直に言った。
「これ夢じゃないよな!!」
最高の笑顔で喜んでるヒロくんを見たら
胸が
キュン
ってなった。