恋愛磁石
「あ、ダメなら言っとくから。
無理にとは言わないよ?」
「いや、別にいいんだけどさ」
コレを断って、万が一…
万が一みたいなことがあったら、さすがにあたしも面倒だし。
「ホント!?じゃ、うちに送って♪」
「りょーかい」
赤外線をしながら、さりげなく英美ちゃんを見つめてみた。
よく見ると、けっこう派手な格好をしている。
これで平気な顔をしてられるのは、
きっとバックに色んな人がいるからなんだろう。