恋愛磁石



「どうかした?」



煮え切らないあたしの反応に、美沙が首を傾げる。



「いや、なんでもない」


「そっか!久しぶりだね、お父さんと一緒にご飯食べられるの!」



そう言って嬉しそうに笑う美沙も、あたしと同じ気持ちになるときが来る。



――それは決して、良い事なんかではなくて……







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