沫雨恋愛
次の日の午後

あたしと薫は差し入れを持って学校へ向っていた





「暑いーっっ」


「焼ける‥」




太陽がこれでもかとばかりに照らしている


道路のアスファルトの熱がよけい暑苦しくさせている



そういえばニュースで今年は猛暑だって言ってたっけ‥




「こんな暑い中よくバスケとかできるよね‥」


「なんか2学期始まってすぐに大会があるんだってー」


「へぇー‥」








「ねぇ‥捺」



突然、薫の口調が真剣になった






「夏休み‥一ノ瀬と会った?」





「‥会ってないよ。メールは時々してるけど‥

ってゆーか彼女がいる人誘えないよ(苦笑)」





「‥いったい誰なんだろうね
『彼女』って」



「‥‥。」



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