沫雨恋愛
パーンッ パパーンッ‥
「す‥すごい‥」
百発百中とはまさにこのことではないだろうか
拓海くんと一ノ瀬の撃った銃から出たコルクが当たり、
次々と景品が落ちていく
出店ののおじさんもびっくりしているのか
あんぐりと口を開けたまま二人を見ていた
「‥ふぅ。」
手持ち玉がなくなった拓海くんが
銃をテーブルに置いた
「やーんっ 拓海素敵ーっ///」
「だろー?俺ってば天才♪」
薫は拓海くんの首に手を巻き付けて抱きついた
「いあー お兄さん上手いねー!ほらっ景品」
おじさんは落ちた景品を拓海くんに渡した
拓海くんはそれを受け取ると
その中からふたつ、薫とあたしの前に差し出した。