沫雨恋愛



足に力が入らない。








ドンッ













道行く人はみんな邪魔そうによけながら





あたしを見て見ぬふりしていった



















(‥最悪‥・・・。)


















目からは涙が溢れてきた。















今日は‥楽しい1日になるはずだったのに‥







一ノ瀬とはじめて一緒に花火を見に来て









テディベアももらえて‥













ああ‥そういえば






一ノ瀬‥あたしの浴衣見ても


なんにも言ってくれなかったなー‥・・















そんなことを考えていると





頭の上から、声が聞こえた。





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