沫雨恋愛



「え‥?」



コンビニの目の前にある公園のベンチに‥




一ノ瀬の姿があった





「うそ‥」



あたしは足を止めて、その姿を見ていた








一ノ瀬は、あたしの姿には気づいていない。




「‥・。」


近づこうと、足を一歩踏み出した













‥でもその足はすぐに また立ち止まってしまった。









(‥一ノ瀬‥?)




ベンチに座ってどこか遠くを見ていた一ノ瀬






無表情だったその顔が‥








一瞬、崩れて




泣きそうな顔へと変わった



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