バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》
一輝ごめんなさい。




『華長谷川さんの住所を教えて今すぐ迎えに行くから。』


一輝に住所を教えると電話はすぐに切れた。



一輝凄く怒っている。



連絡しなかった私が悪いんだけど、



私の言い分を聞いてほしい。



『華先生大丈夫ですか?本当に申し訳ないです。』



「いえ、大丈夫ですから。」


「華先生もう帰っちゃうの? 」



「ごめんね逞君。華先生の子供の健太郎が熱出してしまったから、


先生どうしても帰らなきゃいけないの。」



「華先生が本当のママになってくれたらいいのにな。」



逞君本当にごめんね。



「僕の本当のママ新しいパパと結婚するの。


だからもう僕のママじゃないんだ。」




そうなの?



『妻とは先月離婚が成立しました。』



そんな。



「華先生お願い僕のママになって!


パパと結婚してよ。」



『逞華先生は結婚して、子供もいるんだよ。』



「離婚すればいいじゃん、ママみたいに。」



離婚。






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