バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》
ごめんかなり引いてるよな、たけど聞いてほしい。


夕顔には隠し事したくないんだ。


俺の全てを話すから、それで夕顔が俺を受け入れられなかったら、


俺と付き合わなくていいから最後まで聞いてほしい。』




私は体がガタガタ震え出した。



あまりの衝撃的事実が、恋愛経験0の私には、


理解不能で知るのが怖くなった。


でも将一君の必死な思いに私も答えなきゃ駄目だと、

自分にカツを入れた。




「将一怖いよ。体の震えが止まんない。」




『夕顔ごめん。』



将一君が私の手をそっと握った。



将一君の手が暖かかった。


『夕顔、俺は今まで一杯女を泣かせて酷い事して来た。


謝って済む問題じゃないけど、


今まで関わっていた女に会い謝って来た。』




将一君のホッペタが腫れてるのはそのせいなの?



ああ、何発が殴られたしな。



将一君が苦笑いした。



自業自得ってやつだな。







< 165 / 228 >

この作品をシェア

pagetop