バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》
啓太!




『俺、何してんだよ。バカみたいだな。』



私はしゃがみ込む啓太の隣に座った。



『華俺、ちょっと浮かれた、と思う。


若い女の子にチヤホヤされていい気になってたんだ。

でもルミを好きとかじゃないよ。


俺が愛してるのは彩夏だけだから。


たけど、男ってバカだよな。


情けない。


彩夏がそんな思いでいたなんて俺気付きもしないで。

彩夏は俺の気持ちをいつも一番に考えてくれて、


だからいつもその気持ちに甘えていい気になってた。

華、俺どうしたらいい?


彩夏何処に行ったんだよ。

彩夏に何かあったら俺生きて行けない。


華、助けてくれよ!』




啓太が子供のように泣き出した。



啓太大丈夫だから、彩夏はそんなバカな子じゃないよ。



それにお腹には赤ちゃんがいるんだから。



むちゃはしないはず。



兎に角彩夏探さないといけない。



「啓太泣いてる場合じゃないよ。


彩夏探さなきゃ!」







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