バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!《あれから〜6年が過ぎて》
マンションに帰ると、夕顔と美憂健太郎が玄関にやって来た。




「ママ、あパパも廉人もお帰り。


お腹すいたから三人で先にご飯食べたよ。」



「何食べたの?」



「夕顔ねぇがチャーハン作ってくれた。


ママたちの分もあるよ。」


「ありがとう。もう13時過ぎてしまったね。


廉人チャーハン食べようか? 」



夕顔が作ってくれたチャーハンを、一輝と廉人と一緒に食べた。



「夕顔ちゃんのチャーハン美味しい。」



夕顔は料理もうまいし家事は何でもこなす。



いつも私を助けてくれる頼もしい娘。



美憂と健太郎の面倒もよく見てくれる。



頭も一輝に似ていい。



いつも学年で一番の成績。


私は夕顔には保母さんでなく、学校の先生になってほしいと思っている。



一輝にこの事を話すと、『夕顔の将来は夕顔自身が決める事だから、


アドバイスは出来ても、親の気持ちを押し付けてはいけない。』と言われた。



それは分かっているよ。



でもね。



夕顔、ママはあなたには一輝みたいな生徒思いの先生になって貰いたいんだよね。







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