紙ヒコーキ
橋本の手が私の肌にふれた瞬間、すごくドキドキした。

やっぱりすきなのかな、こんなドキドキするなんて思ってもなかった。

『やっぱ熱いって、』

『大丈夫だって、』
だって熱いのは橋本のせいなんだよ?

『あんま無理すんなよー。』
橋本は私の頭に手をのせていった。


橋本は太陽みたいだよ。
いつも届きそうもないところにいるような気がして寂しいよ。

『うーん。』

『おーい!祐太とみやびー!』
橋本は祐太とみやびを呼んだ。

『なんだよー健人!てか暑くない?今日!』
やっぱり夏はもう目の前まで来ているようだ。


祐太とは、あれ以来あまりしゃべってない。
ていうかしゃべれない。合わせる顔がなくて、、
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