紙ヒコーキ
『中にはいろー!』
みやびはワクワクしながら祐太を引っ張りこんで中にはいる。

『おいッ!みやび!!』

なんだか二人を見ていると幸せになる。


中もいったって普通の
喫茶店だ。
みやびは祐太に
『あの人だよッ!』
と耳打ちして教えていた。どの人だろう、


ドサッ

いきなり祐太が持っていたカバンを落とした。

『祐太・・・?』
私は祐太に呼び掛ける。みやびも橋本もびっくりした。

『ひかり・・・』

『ん?』
『目を閉じろ、』
祐太はいきなりこんな事を言う。わけがわからなかった。
『どうしたの?!』
祐太の背中を軽く叩く。
橋本もみやびも戸惑いをかくせなかった。


祐太の見てる方向を見てみると、そこには

とても大切だったあの人受け付けにいた。
あの人はまだ気付いていない様子。


私も目を疑った。


『航大・・・・』
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