紙ヒコーキ

バスに乗り、ガタンガタン揺られながら家の方向まで向かう。

『そういえばシンジとはどーなの？』

祐太は思い出したかのように言う。

またシンジの話。
『最近あってないよ。
いつもシンジと家出てく時間帯一緒だからずらしてるよ。』
とシンジとまったく会っていない事を言った。

会ったら会ったでまたあぁでもない事言われるし
昔から私がなにかをすれば批判してくるし、あいつは私がなにをしようと気に入らないようだ。