紙ヒコーキ
シンジはどうせ私を物だとしか思ってない。

ずっと前
『おまえは俺の物なんだからでしゃばんな。』
と言われた覚えがある。
どうせ私を側におきたいだけ。昔から見てきてるから大体はわかる。

でもシンジの都合に悪く私は今の高校にした。

本当は同じ高校が良かった。でも、やっぱり
そんな事してしまえば
してしまうほど、自分が汚れるような気がして
怖かった。

だから私は自分を選んだの。自分しか信じられないから。


シンジとの関係には
愛の上に重ねた偽りだ。
< 29 / 135 >

この作品をシェア

pagetop