紙ヒコーキ
僕らの世界

『俺等も付き合う?』

橋本は私の腕を引っ張り顔を近づけて言った。


一瞬びっくりした。

『えッ』

『なーんてねー冗談。びっくりした?』

橋本は腕を離し、ニコニコしながら言った。

なんだ冗談か・・・
本当にびっくりした。

『橋本の馬鹿。』

こんなところ見られたやばいよね。
私はとっさに裕太達のほうを見るが裕太達はまだ夢中にしゃべっている。

よかった・・・・


『ひかりちゃんびっくりしすぎ~!惚れちゃった?笑』

『も~違います!馬鹿』
私は橋本に口をふくらませた。


本当はね、橋本の何気ない行動にドキドキしてたんだ。


今でもドキドキしてる。
< 64 / 135 >

この作品をシェア

pagetop