紙ヒコーキ
帰り道、裕太は友達と遊ぶから私は一人で帰る。

バスにのりがたんごとん揺られながら自分の地域につく。

何気なくすぎていく日々と隣り合わせに不安を感じた。


『ひかり』

そう私は呼ばれた。
後ろを向くとシンジが走ってきた。

『シンジ・・・』

『今日は裕太と一緒じゃないんだな。』

シンジは私の隣りに距離を合わせ歩きだす。


あの時がまるで嘘みたいに。
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