紙ヒコーキ
また、あの日の言葉。
『なにもわかってない』
どれだけ言っただろう
どれだけ言われただろう
お互いこれだけ傷つけあっているのに
まだ同じ場所にいるまま前に進むことができない
どうしてだろうか。
『なにもわかってないのはシンジだよ。どうしていつもひかなの?いい加減もうやめよう?こんな馬鹿げた関係。』
これじゃぁ誰も幸せにはなれない。
私もシンジも。
見なくてはならなかったのかわからない悲しみや傷を見てきた私達は
いつか解放される日が来るのかな。