紙ヒコーキ
それから、その夜、
1人寂しく泣いた。
朝がきて、夢から覚めた太陽の光が眩しく私を照らす。
涙の後も残っていた。
鏡を見ると目は凄く腫れている。こんな顔じゃぁ学校に行けない。
私は遅刻する事にした。
橋本とかみやびに会いたいけどこんなんじゃいけそうにないし、ゆっくりしとこうと思った。
隣の家からはシンジの声がした。
『いってきます』
シンジはそう言いながら高校へ向かった。
私にはもう関係ない事。もう気持ちなんてひとつもないんだから。