紙ヒコーキ

もう、強がるのは疲れたからね。

私はそっと橋本を離した

『橋本、聞いてくれる?』

橋本は、微笑んで
『うん。』



私は橋本にシンジの事を話した。
小学生の頃からいじめられてた事。
中学でもいじめをされてひどいことも言われ、
ひどいことをされた事、
この前の事、昨日の事
なにより私が今まで好きだった事も全部。

橋本は話してる最中、
私の手を握ってくれた。

静かに私は涙をまた流した。


『よく、頑張ったな。』
橋本はそう言いながら抱き締めてきた。

なにより君が隣に居てくれるだけで心強いよ。

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