紙ヒコーキ
でも、一つ変わったことはね、

毎日橋本とメールしてること。他愛もない話で盛り上がったり、これが結構嬉しかったりね。


ふと窓の外を見れば綺麗な青空。この空の下で私達は同じ空気を吸う。

そう思うとなんだか楽しい。


空を見ていると、私の前から紙ヒコーキが飛んできた。

後ろを振り替えると、
橋本がいた。

『今日も空、綺麗だな』
橋本は私の隣に来て空を見上げる。

『うん。今の紙ヒコーキ橋本?』

いつのまにか紙ヒコーキはどこかへ飛んでいってしまった。

『そうだよ。てかなんで紙ヒコーキ飛ばすかわかる?』
橋本は聞いてきた。
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