偽装婚約~秘密の契約~
『言いたいこと?
うーん…そうだな。
いくつかある。』
相変わらずニヤニヤ笑っている晴弥。
あたしは腕を組み
「言いなさいよ」
と、言う。
なんて可愛い気のないヤツなんだろう。
『まず、お前は俺と同じ部屋で生活しろ。
んで学校は俺の通ってる学校に来い。
あと…なんかあったっけ?』
って全部命令じゃないのよ!!
「イヤだ!
あんたと同じ部屋で…なんて怖くて寝れないじゃない!」
『なんで怖いんだよ?』
挑発してるようなその表情がムカつく!
なんて思いながら言う。
「そんなのあんたに襲われるかもしれないからに決まってるじゃない!」