偽装婚約~秘密の契約~




『お前が嫌えば嫌うほど俺は燃えるぜ…』


不敵な笑みで笑うアイツ



「な、なに言ってんの?!

ちょっ…離れてよ!!」



『拒まれるとよけい近づきたくなる』


だんだんと距離がつまる。



「ホントに、やめてって!」


アイツの手が頬に触れた。

その部分が一瞬にして熱くなる。



なんなの…これ。

なんで触れられただけなのに熱くなってるのよ…


必死で冷静さを保とうとしていた。



晴弥の顔が近づいてくる。

ヤ、ヤバイ…


このままじゃ絶対、犯される…!



『…バーカ』


そんな声がして、額にデコピンをくらう。


はっ…!?

何?!なんでデコピンが…!?








< 17 / 295 >

この作品をシェア

pagetop