偽装婚約~秘密の契約~
プチパーティー
その日の授業後。
さっそく3人をうちに連れてくる。
すると
「いつ来てもデカイな~晴弥んちは」
と、芽依。
『何回来ても見慣れない』
と、ジュウゴ。
要にいたっては、キョロキョロと忙しそうに目を動かしている。
『やっぱり…世界の遊馬、って言われるだけ…あるなぁ…』
なんて呟いちゃったりして。
そんな反応が新鮮でちょっとおもしろい。
『今から準備いたしますので
ゆっくりしていらしてください』
瑞季さんはそう言って奥へ消えていく。
「瑞季さんはやっぱりいつ見てもカッコイイね」
芽依が耳元で囁く。
「まあ…そうだね」
正直、ちょっと見慣れた感がある。
でもふとした瞬間の笑顔や
考え事してるときの顔には
ドキッとさせられている。