偽装婚約~秘密の契約~
『あちゃぁ…
アイツも無茶苦茶なこと書いてんなぁ~』
気づくとジュウゴに見られてて。
『特に3の規約は辛いな』
ジュウゴはそう言いながらケラケラ笑っている。
ジュウゴに言い返すのもイヤになるくらい、
呆れていた。
もう怒りを通り越して呆れた。
何よ…それ。
俺の言うことに一切の口出しを禁ずる、って。
あんた…何様よ?
『ま、せいぜい頑張れ。
晴弥、すげぇー意地悪だけど半年我慢すればいいんだから』
そう言いながらもジュウゴはまだ笑ってて。
「…ジュウゴのバーカ」