Eye-Contact

『あ…あたし転校生の田崎 陽です。ボールの音が聞こえたから来たら、あなたが居たんで…見学? さしてもらいました。本当に綺麗なシュートフォームですね!』

「…ッ!ありがとう」

人懐っこい向日葵のような笑顔をあたしに向けた。


『でも、ジャンプシュート苦手なんですね』

「なっ! 何で分かったんだよ?!」

『他のシュートのリズムみたいに掴めてなかったのと、踏み込みが浅かったから』

「お前っ!!!!!」

…やばい
怒らせたかな


「すげぇな! ちょっと見ただけでそこまで分かるなんて…」

その男の子は
目をキラキラさせて笑った。




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