オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~
黙るあたし。
すると、樹さんはあたしを指さす。
「それじゃ、絢ちゃんのすきなタイプ、おしえて」
タイプ……?
なぜいまそんな質問……。
とか思ったけど、樹さんの笑顔に逆らえません。
「……えと……金髪で、目つきわるくて、怖くて、でもほんとは優しい……」
「斎だ」
………………。
はい、そうですね。
自分のバカさに涙出そうです……。
目の前の樹さんは、こらえきれないといった様子で、声を出しながら笑った。