オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~
また抱きしめられて、ぎゅうってしてくれる腕の力が心地いい。
くっついては離れる唇の感触が心地いい。
しばらく目を閉じたままそうしていたけど、唇が離れた瞬間に
「……絢」
って藤岡くんがあたしの名前を呼ぶから、驚いて目を開いてしまった。
藤岡くんとキスしたまま至近距離で目が合っちゃって、顔はたぶん真っ赤。
そんなあたしを見て藤岡くんは目だけで笑うと、あたしの唇を体を同時に離した。