オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~
身の危険を感じて後ずさりしようとすると、がっちりと手首をつかまれる。
「おなまえは? クラスはいっくんと同じ?」
「い……一条、翼。クラスは藤岡と同じ」
「翼ちゃんねー」
笑顔のまま手首から手に移動していく茶髪の指。
そして、そのまま手の甲を上にさせられて……
「俺は羽鳥右京、2年3組所属。
翼ちゃんに惚れちゃいました」
チュッと音を鳴らして、そこに口付けられた。