オオカミいっぴき。~クールな不良と甘々❤ラブ!~
どう答えればいいのかわからなくて。
とりあえず、小さく首を横にふった。
すると藤岡くんはまたあたしから目をそらす。
「……オマエさぁ」
あたしを呼ぶ。
「俺のこと好きとか言うけど。冗談だろ?」
長い指が、優しく、コロに触れる。
……うらやましいと思った。
「冗談じゃないよ」
「……オマエ結構人気あるし、わざわざ俺じゃなくても」
「あたしは藤岡くんがすき」
そうやって
あたしも藤岡くんに触れてほしい。