・゚+俺ギミック+゚・
『陸ぅ♪』
後ろから美嘉が抱きついてくる。急に抱きつかれたせいかキツい香水の匂いが鼻につく
…マジきえろッッ!!
せっかく美羽といい雰囲気だったのにッッ
案の定美羽の顔は今にも泣きそうで俺の手を弱々しく握っていた
「お前離れろッッ!!毎日うざい」
美嘉をひき剥がし、美羽の手をひいて片手で抱く
『え〜、美嘉も抱いてほしぃ。美羽ちゃんだけずるい〜』
体をひねりながら上目遣いで言う美嘉
「はぁ!?何で好きでもないお前を抱かなきゃいけないわけ??
しかも、美羽は俺の彼女だし」
顔をしかめながら強く言う
『そんなの関係ないも〜ん♪陸を美羽ちゃんからとっちゃえばいい話しだし』
そう言って美嘉はスキップしながら教室に入っていった
「美羽、大丈夫?」
美羽の手を握りながら顔をのぞいてみた
『先輩っ!!絶対、美嘉先輩のところにいかないでッッ。
…ずっとあたしの傍にいてぇ』
そう言いながら手を強く握って俺を真っ直ぐみつめてくる美羽
「ばぁかっ。俺の好きなのは美羽だけだから」
美羽の頭をくしゃくしゃに撫でてそのまま教室までおくった。