・゚+俺ギミック+゚・



『陸っ。…そのぉ』


花壇の道を歩いてる途中で後ろにいる美羽に突然話しかけられた





「ん?どうした?」


後ろを向きモジモジしている美羽にきく




『…今日何の日かわかる?』




…今日?はて、何の日だっけ?


10月ってそんなに大事な日あったか?







「分からん。」


俺が言った瞬間美羽の顔が勢い良くあがった




『へ?ほ、本当に知らないの!?』


目をおっきくひらいて焦る美羽





「10月?…何かあったか?」



『…はぁ。』



ガックリしながら俺のところへゆっくり歩いてくる







えッッ!?そんなに大事なこと!?


焦るな、俺ッ!!考えればでるはずだッッ







答えがでないうちに美羽は俺のところまで来てしまった



『…はい。

誕生日おめでとぉ。陸』



そう言いながらリボンの巻かれた袋を俺まえにだしてきた





「…おぉッッ!!そっか、俺の誕生日だった!!」




今日誕生日だってこと忘れてた♪




『そうですぅー。』

頬っぺを膨らませている美羽の手から袋を受け取り開けてみた







中にはチェーンのブレスレットが入っていて出すと太陽の光に反射して光っていた





「マジ嬉しい♪絶対大事にするわッッ」



『よかったぁ。何か陸がアクセサリーつけてるの見たことなかったから少し不安だったんだ』


片手を頭にのせ照れながら笑う美羽







「じゃあ、おかえしと言うことで♪」



美羽のおでこにキスをおとした





『¥$℃¥ッッ///。』


言葉になってないものを叫びながら真っ赤になる美羽







照れている美羽の手を引きながら昼休みが終わるまでずっと歩いた俺達


美羽から貰ったブレスレットがやけに眩しくみえた








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