・゚+俺ギミック+゚・
『ふざけんなーッッ!!俺は帰るッッ;;』
二年生の廊下まで来たのにまだねばる光
つ、疲れたッッ。
こいつのパワーはどこから出てくるの!?
「しぶといッッ!!じゃあ、好きな人言ってくれたら離すッッ」
『はッッ!?言えるかぁーッッ!!』
しがみつく私を振りほどこうと暴れる光
離すもんかッッ!!
さぁ、光はくんだぁッッ!!
『…美羽なにやってんの』
教室の前で不機嫌そうに私たちの様子を見ている陸
『すきありッッ!!陸先輩すいませんでしたぁッッ』
「あッッ!!臆病者ぉーッッ」
私の手からぬけた光は猛ダッシュで階段を下りていってしまった
『…。』
「…。」
光がぬけた後の空気が。。。
…重い;;
そんな空気を破って陸が口をひらいた
『…浮気された。』
そう言って後ろを向いて肩を落としながら教室に入ろうとする陸
えぇッッ!!浮気じゃないよぉ;;
陸、待ってぇーッッ!!
「陸っ。ごめん〜;;
浮気じゃないからぁ」
後ろから陸の背中に飛びつき教室に入るのを阻止する