・゚+俺ギミック+゚・
美羽side◇◆◇◆◇◆◇◆




『美羽ー。ごめん;;
今日、一樹と帰るんだ』


瀬戸 明(セト アキ)が手を合わせて申し訳なさそうに私に謝る



明は私の一番の親友。
一樹っていうのは明の彼氏



「別にいいよっ。
ほら、一樹君待ってるよ」

ドアのほうで待っている一樹君をさしながら言う




『美羽っ、ありがとー。
じゃあまた明日♪』

明はぎゅっと私に抱きついた後、走って一樹君のところに行ってしまった





私も帰ろっと♪





別に一緒に帰る人もいないからそのまま教室を出ることにした……はずだったのに。




『美羽ーッッ』


…嫌な予感が。。。




声がする方にゆっくりと向いてみるとそこに立っている人はやっぱり陸先輩で…




しかもすごい手振ってるし;;




「どうしたんですか?放課後まで…」

先輩のとこにいってきいてみた



『ん?一緒に帰ろうかなと思って♪』


そう言いながら抱きつこうとする先輩



それを素早くかわす私



『…美羽。酷い』


…う;;
そんな目で私を見ないでッッ
先輩こういうときだけ可愛くなるから困る;;




「…っ///。
あーッッもう!!一緒に帰るから許してくださいーッッ」



『本当っ!?やったー♪
じゃあ、帰ろーっ。あっ!さっきの全然平気だから』



…だ、騙されたぁ(泣)







陸先輩に手を引かれながら二人で学校をでた







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