moon -不良-



無我夢中で走った私は


学校の近所の公園へと
来ていた。



ただ 何をする事もなく


ベンチに座る。



私の頭の中は


渚の事


渡部先輩の事で



いっぱいだった。



そんな私は


すぐ後ろに来ていた影に気づくはずもなかった


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