moon -不良-



また しばらくの沈黙の後



ガチャリと音がして



「舞華ちゃん!!」



振り向くヒマもないほど早く私の名前を呼ばれた


ドアの前にいたのは


何故か汗だくの



「勇志君!?」



私の目を見た瞬間
ほっとしたかの表情をして


“よかった”



と呟いた。



< 204 / 309 >

この作品をシェア

pagetop