moon -不良-



渚はバイクにさそうと
していたキーを拳で
握りしめ




「俺は 舞華を守らなきゃいけねんだよ。」



「だったら何で避けんだ!!」


グイっと.渚の服に勇志が力を入れた


「でも… あいつは俺のそばにいたらダメなんだ。」



その時の渚があまりに


切なげな声を出すから


勇志はそれ以上
何も言えなくなっていた。



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