moon -不良-



「朝からケーキ入るかなぁ」



「余裕でしょっ!!」



最近 渚の事で
いっぱいいっぱい
だった私は



美由紀といるこの時間が凄く自然に楽しめた。



そんな楽しい時間は

楽しいままには終わらず



「君ら2人なの~?」


「俺らと遊ぼうよ!!」



ベンチに座っている
私と美由紀を覗き込む
ように見る3人の男



「ヒマじゃないです」


キッと睨む美由紀に
私は腕を引かれ
ベンチを立った。



「良いじゃん遊ぼーぜ」

さらに付きまとってくる男達



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