moon -不良-







「渚さん。 準備できました」




今日のmoonの溜まり場
では、




重すぎるほどの

緊張感が包んでいた。




「行くぞ」



渚のその声に


無言のまま鋭い視線を
きかせながら

進む赤い軍団。



その先には
何百ものバイク



そして



渚の背中に写る



黒い月のマーク




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