moon -不良-



その光景を見た舞華は



気を失って


目覚めた時には


まさとが記憶から
消えていた。




いや.



舞華は俺を記憶から
消していたのかもしれない...





この1年間


舞華は俺を
まさとと重ねていた。



まるで昔から
俺が好きなように



俺をまさとだと
思い込んでいた
のかもしれない。


だから、


俺が舞華のそばには
いれなかった



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