moon -不良-



「え... 渚君と勇志君」


美由紀の思考はストップしたらしく


目をパチクリさせている



「てめぇら行くぞ」


呆然としている私達2人に



渚は背を向けて


歩きだした。



あの時のように...



「渚...」


今の渚の背中が.あの日の..


渚が家を出て行った日とかぶって声がふるえた


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